アルバムタイトル I Used To Be Alone 実力派ピアニスト、辛島文雄率いるトリオの傑作アルバムです。1984年の吹き込みで、桜井郁雄(b,elb)、日野元彦(ds)にゲストとして本多俊之(ss)、マノロ・バドレーナ(perc)が参加、サウンドに厚みとグルーヴを加えています。ルイス・ボンファのボサノバ名曲Black Orpheus、スタンダードナンバーのI Fall In Love Too Easily以外全て辛島のオリジナル曲で構成。演奏だけでなく作曲の才能も発揮しています。ECM風の透明感のあるBlack Orpheusのイントロは北欧のピアニストかどこかチック・コリアの雰囲気があり辛島特有のピンと張りつめたリリシズムと一流メンバーとの見事な一体感に惹き込まれます。ラストはパーカッションが効いたラテンモードのSketch Of Oceanなど、エルヴィン・ジョーンズとの共演を経てさらにスケールアップした辛島のパワーを感じる1枚です。Japan Original Polydor 28 MX 2513 stereo ジャケットは右下に一部剥がれがあります。盤はノイズはごくわずかでとても高音質です。経年劣化でシミがありますが日本語解説書付きです。