おそらく1800年代の、150〜200年程経たかも知れない、古く珍しいフランスの美しいアンティークの生地。慎みと、慈しみ合う仲睦まじさが伝わるカップルの情景を花々のパネルが囲むトワル・ド・ジュイのコットンクロスです男性は鋤を持ち膝を地に付き、女性は膝に藁を乗せています。おそらく男女は農民かと。男性の衣服の解れに気付き着用してもらっているままで女性が縫っている光景に見えます。穏やかで落ち着いた表情の男性は優しい眼差しで女性を見つめています。二人を祝福するかにカーブして一周する小花のリボンの周りに矢車草、撫子、トルコ桔梗、桜草…紫陽花、ランタナに似た花が咲き伸びやかな茎、葉と共に野の花の美しいパネルとなってカップルを囲みます。2人の顔立ちも大変美しいです。衣装も大変緻密で見入ってしまいます。(銅版)印刷と思われますが或いは手描きかとも思わせる筆致です。シックな大人びたルージュレッドにノスタルジーな空気感を持つアイボリー/サンドベージュのベース。グレー&ブラウン&スレートブラックが混ざったような、グレイッシュブラックの緻密な線描画は洗練されたトーンで大変美しいですさらりとしつつ、柔らかい心地良いナチュラル感。薄めですが、弱い感じではありません。以下は素人計測の為誤差をご容赦くださいm(_ _)m横64.5㎝ x 縦59〜59.5㎝男女のフレームのサイズ:縦31.1㎝ x 横20.7㎝端のほうに、ごく小さな穴が幾つか空いていますが殆ど目立ちません。人物画のパネル内、薄く淡い茶変(しみ)が数カ所見られます。漂白すると落ちると思われますが全体の色落ちを懸念し、試みておりません。又、製造過程で散ったらしい、赤の染料が縫う針&糸の周り、男性の顔の傍に散っています。むしろ2人を結ぶ赤い糸、の暗示であるかにも感じさせます。2022年にホームクリーニング済で清潔ですオベルカンフ製作所でデザインされた柄であるかは不明ですがとても美しい綿織物です。バンダナやスカーフにもできそうです。フレームに入れて額装なさったりキャンバスに張ったり。クッションになさるのも素敵です優しいロマンティック。気に入ってくださったかたに素敵にご活用戴けましたら嬉しいです✧